毎日湿度が高く、蒸し暑い日が続きますね。
このような時期は熱中症になりやすいので、水分補給をこまめに行い、薄着にしたり必要な時はクーラーを使うなど上手に暑さ対策をしていきましょう。
6月は病児保育室に下痢(胃腸炎)、発熱など感冒症状で入室がありました。
保育園でも下痢症状がある園児が複数名見られました。
子供は体の中に必要な水分量が大人よりも多いため、下痢や嘔吐があると脱水になりやすいです。(体重に対する水分の割合は乳児70%、幼児65%、大人60%と言われています。)
下痢の時はいつも以上に水分を摂り、食事もお粥やうどん、野菜を細かく切って軟らかく煮たスープなど消化の良いものを摂るようにしましょう。
また、胃腸炎には種類があり、細菌性(いわゆる食中毒)やウイルス性の場合は感染する恐れがあります。特にウイルス性胃腸炎は感染力が強く、代表的なものとしてノロウイルス、ロタウイルスがあります。どちらのウイルスも経口感染、接触感染、飛沫感染をおこします。
食前・後のうがいや手洗い、食品・調理器具の消毒などを徹底し感染予防をしましょう。また嘔吐物や便など汚物からもウイルスが排出されているので、汚物処理の際は手袋、マスクをして直接触らないよう注意してください。
保育園は集団生活の場になります。症状を重くしたり感染を広げないためにも、下痢や嘔吐がひどい時やウイルス性胃腸炎の診断が出た時はお家で休んだり、病児保育を利用する等してお子様がゆっくりと休めるようにしてあげて下さいね。
6月の病児保育室の様子