日に日に寒くなり、朝夕冷たい風が身に染みる季節となりました。気が付けば今年もあと少しで終わってしまいますね。
今年も新型コロナウイルス感染症によって我慢を強いられる年になりました。
まだまだ気は抜けませんが、今まで通り感染予防を行い1人1人が責任ある行動をとり一日も早く感染が収束する事を祈るばかりですね。
今月は楽しいイベントが盛り沢山!!この時期はどうしても生活習慣が不規則になりがちです。栄養満点の食事を食べ、温かいお風呂に入り早めに就寝する事を心がけ、元気に新しい年を迎える準備をしましょうね♪
今月の病児保育室は感冒での入室がありました。
今回利用したお友だちは解熱後まだ登園に不安があるため大事をとっての利用となりました。
子どもが発熱すると心配になりますよね。急な発熱でびっくりしてしまう事もあるかと思います。
一般的に小児の発熱は37.5℃以上をさし、38℃を超えると高熱と言われています。
熱が出る原因は、身体に侵入した病原体により引き起こされる生理的な反応です。毒素によって発熱物質が産生され、体温が上昇します。同時に、白血球やリンパ球が病原体を排除し、体を病気から守ります。つまり、発熱は体が病原体と戦っているサインの1つです。
熱が出たらまず、①意識はしっかりしているか②顔色の様子はどうかについて観察してください。高熱があっても、目線がしっかりしていて、目線が合うか?周囲のものに興味があればひとまず安心です。逆に普段と異なり目線が合わない、呼びかけに反応が悪く、ぐったりしている顔色や唇の色が青紫のようであれば医療機関を受診してください。
発熱したらすぐに熱を下げるのではなく体が病気を治そうとする正常な反応なので、39℃以上の発熱の場合でも機嫌が良かったり食事や水分がほぼいつも通り取れているようならすぐに解熱させる必要はありません。機嫌が悪く、水分や食事がいつものように取れない、辛そうにしているなどがあれば医師の指示のもと解熱剤を使用しても良いと思います。
(解熱剤は処方された用法通りに使用して下さい。兄弟間での使い回しは,お薬の規格が異なっている事もあり事故につながる事もあるためよくありません)
熱が出た時の対応として、アイスノンなので脇の下や足の付け根など太い動脈がある付近を冷やしてあげると効果的です。タオル等で直接皮膚にあたらないようにして冷やしすぎにも注意します。おでこに貼る冷却シートでは熱は下がりません。
水分をこまめに摂取し、食事は無理に食べさせるのではなく食べられるもので大丈夫です。
風邪症状の一つとして発熱があげられますが、その他の病気(感染症など)で発熱している事もあるので判断に困った時には医療機関に相談・受診をしましょう。
熱が出るとビックリしてしまいますが慌てずにお子さんの様子を観察して対応していきましょう!
最後になりましたが、病児保育室をご利用いただいた皆様、保育園保護者の皆様、
お子様が安心して、安全に過ごせるよう、お迎えや情報提供など、ご協力いただきありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願い致します。
~12月の病児保育の様子~