10月に入り朝晩の冷え込みから体調を崩しやすく風邪などを引きやすい時期になりました。旬の物をたくさん食べて、十分に体を休めて風邪など引きにくい体づくりをしましょう!
今月の病児室は感冒と手足口病、予防接種後の副反応(発熱後の経過観察目的)での入室がありました。
今回は、予防接種後の副反応についてのお話です。
予防接種を受けた後に起こる副反応としてよく見られるのが「発熱」「接種部位の腫れ」があります。
接種後の発熱は、数時間以内から48時間以内に出る事が多いと言われています。副反応の場合、発熱後から24時間以内に下がる事がほとんどです。【発熱しやすいと言われているのが、小児肺炎球菌ワクチン、MR(麻疹・風疹)と言われていますがどのワクチンも熱は出ます。】
発熱したからといってすぐに解熱剤を飲ませる必要はありません。
食事は摂れているのか?水分は摂れているのか?発熱だけでなくいつもと違う様子があればかかりつけ医に相談して下さい。また、ぐったりしている、発熱が数日続く場合は早めに受診しましょう!
また接種部位の腫れに関しては、接種当日~3日以内に現れやすいと言われています。体の中に免疫を作るために働きが起こります。その反応としてどのワクチンでも接種した部位が赤くなったり腫れたりすることがありますがこれらは3~4日で自然に治まります。ですが、腕全体や肘や肩を超えて腫れが広がる場合、強い痛みがありお子さんが不機嫌な場合は受診すると良いでしょう!
予防接種後の副反応として上記2つはよくあることです。心配になる事もあるかと思いますが多くは自然に軽快すると言われています。ワクチンで防げる病気にならないためや、病気に感染しても症状が軽く済むために予防接種を受ける事には大きな意義があります。
接種後、いつもと様子が違うことがないか全身状態の変化に注意しながら過ごすと良いですね。
~今月の病児室の様子~