9月に入ってからしばらく肌寒く薄手の上着の出番が増えましたね。
かと思えば昼間は気温が上昇し、子どもたちも戸外で沢山汗をかきながら楽しく遊んでいます。気温差のある時期は体調を崩しやすくなります。
子どもは体温が高く寒さに強いので肌寒いと感じたら薄手の上着で調節しましょう。
また汗をかいたらこまめに拭き取り水分補給も忘れずに行いましょう。
9月の病児室は感冒での入室がありました。
今回利用したお友達は咳が酷くとても辛そうでした。お熱が無くても咳が酷い場合、子どもは通常保育では無理をしてしまいかえって症状を悪化させてしまう恐れがあります。咳が続いて辛そうな時はお家でゆっくり過ごすか、病児室にご相談下さい。
病児室では安静を保ちつつ安心して過ごせるような関わりを心がけています☆彡
さて、今回は『咳」についてのお話です。
咳は、喉や気管支の粘膜に付いたウイルスや細菌やほこり又は異物などを体の中に入らないように痰として出すための自然な体の反応です。
咳が出るからと言って市販の強い咳止めを飲ませて咳を止めてしまうことは、かえって症状を長引かせたり、重くしたりすることにもなりかねません。なので痰を出しやすくしてあげることが大切です。
咳が出た時の対応は?
①お部屋の加湿をする・・加湿器をつけたり、洗濯物をお部屋に干したりするのも良いでしょう。
②水分をこまめに飲ませる・・呼吸がハーハーすると体の水分が失われます。水分が不足すると痰が固まり出し難くなりますので咳の合間に少しずつ飲ませましょう。
③上体を起こす・・・・・立てて抱っこすると呼吸が楽になります。座布団やクッションで45度くらい上体を起こすと良いでしょう。
④ゆったりとした衣服にする・・呼吸しやすいように衣服のボタンやゴムを緩めると良いでしょう。
⑤ミルクや食事はやや控えめに・・胃が膨らむと肺が圧迫されて苦しくなります。1回量は少なく、回数を多くすると良いでしょう。
お子さんの咳が続くと心配になりますよね。早く良くなるよう症状緩和に努めていきたいですね!(^^)!
今月は緊急事態宣言の発令により一部入室を制限させて頂きました。ご利用希望の方にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。