日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。
3月の病児保育室は、熱などの風邪症状での入室がありました。
今月のお友だちは初めての入室でしたが、すぐに慣れ、
ぬいぐるみをお布団に寝かせてトントンしたり、
おやつを食べさせてあげたりと、お世話する姿がとても可愛く、ほっこりしました♥
さて、風邪の代表的な症状として鼻水があります。
風邪のウイルスに感染して、鼻の粘膜が過剰に刺激されると、急性鼻炎の症状を
引き起こします(いわゆる鼻風邪)。
特に乳幼児は鼻の中の空間が狭く、少しの気温の変化で鼻水の分泌が増えます。
そして、口呼吸より鼻呼吸が優位なため、鼻が塞がれると
口呼吸が上手く出来ず、苦しくなりやすいです。
他にも鼻と耳をつなぐ耳菅が、大人に比べると水平になっているため、
鼻から耳に鼻水や菌が流れ込みやすくなっています。
そのため、「いつものことだから」と放っておくと、悪化して
副鼻腔炎や中耳炎になってしまうことも…。
悪化させないためには、鼻水をすすったり、詰まったままにせず、
こまめに取り除く必要があります。
小さなお子さんの場合は、綿棒や鼻水吸い器を使って、鼻水を取り除いてあげましょう。
蒸しタオルを鼻にあてたり、お湯を張った洗面器などを使って蒸気を吸うと、
ねばねばした鼻水も出しやすくなります。
自分で鼻をかめるお子さんの場合は、「片方ずつかむ」、「ゆっくり小刻みにかむ」、
「強くかみすぎない」よう教え、鼻水をすすらないように注意しましょう。
ポイントを押さえて、ひどくならないうちにしっかり治したいですね。
~ 3 月 の 病 児 保 育 室 の 様 子 ~