寒さも少しずつ厳しくなり、本格的な冬の訪れを感じるこの頃です。
空気が乾燥して、寒さも厳しく、感染症が流行する季節ですので、
こまめなうがい・手洗い、換気を行い体調管理に十分注意していきましょう。
11月の病児保育室は、熱などの風邪症状、急性鼻咽頭炎での入室がありました。
体調を崩して咳や鼻水が出る園児が増えています。
コロナウイルス感染症流行に伴い、咳や鼻水がひどい場合はお迎えをお願いする場合があります。
保護者の方から「どうして咳だけでもお迎えなの?」、
「どれくらいの咳、鼻水だとお迎えになるの?」という質問を受けることがあります。
保育園は集団生活の場であり、咳や鼻水が頻繁にあると感染症を広げてしまうことがあります。
また、それだけでなく、咳や鼻水は子どもたちの全身状態(特に呼吸)に大きく関わってきます。
大人からすると、ちょっとした咳や鼻水くらいなら放っておいてもすぐ良くなる…と思いがちです。
ですが、小さな子ども達の気道はとても細く(本人の小指程度の太さと言われています。)脆弱で過敏です。
身体は活発に成長・発達していますから、多くの酸素を必要としていますが、
咳が続いたり、痰が溜まった狭い気道では、十分な呼吸が出来ず、
苦しくなってしまいます。呼吸困難を起こすこともあるので、注意が必要です。
鼻水や咳が出始めたら、消化に良い食事をして、身体を温め(熱が高くなければ、お風呂もOKです)、
いつもより早く布団に入ってゆっくり休み、ひどくなる前に治してあげたいですね。
~ 11 月 の 病 児 保 育 室 の 様 子 ~